こんにちは、いつもお世話になっております。短期インターン生の隈崎です。
1月17日をもって約1か月のインターンを終えました。
始まる前はちゃんと乗り越えられるかなと不安の方が大きかったのですが、なんとか最終日を迎えることができました。
今回はまとめとして、カンボジアでの生活について、インターン中取り組んだことについて、これからのインターン生に伝えたいことの3つの項目で書きたいと思います。
発見の毎日
私が初めてプノンペンの空港を降り、村に向かっている道中、母の故郷である台湾と似ていると感じました。
現地の人の雰囲気や、バイクが行き交い排気ガスや土埃で濁った空など。
しかし実際に現地で過ごしてみて、確かに似ているところはありましたが、初めての発見の方が確実に多かったです。
村での生活では自然と共存して生きるということをリアルに体感しました。
夜は不気味だ、早く朝になってほしいなんて、日本での生活では思わなかったです。
虫の鳴き声、犬たちの喧嘩、木々の揺れる音などなど、視覚だけではなく、聴覚でも常に自然を傍に感じました。
残飯は動物たちの餌に、そんなところにも人間と自然との共存を感じました。
そしてカンボジアの人はとてもたくましく、エネルギー溢れる人たちが多いなと感じました。
自然に囲まれていることはもちろん、荷物を沢山かかえてバイクに乗っている人や、ぐいぐい観光客に話しかけるトゥクトゥク運転手、裸足でサッカーをする子供たちなどを見てそう思いました。
1か月をかけて常に新たな発見をし、自分の中で多くのことを処理できない状況にもやもやしたこともありましたが、この1か月の間に限らず帰国後の時間も使ってゆっくりと経験したことを処理して自分のものにできたらいいなと思っています。
教師としての体験を通して
このインターンのメインはカンボジアの子供たちに日本語と英語を教えることです。
村に着いた初日から授業を受け持ち、初めて体験すること、次々と授業をこなす忙しさ、目まぐるしさに、せっかくボランティアに来ているのに最初の頃は毎日を乗り越えるのに必死でなにも考えらなかったです。
頼まれた仕事もうまくできず、新しい案も考えることができず、ブログの更新も滞ってしまい、自分のキャパの低さに正直がっかりしました。
それでも明日になれば生徒はまた来るという状況で、彼らにとっては私のキャパがどうだかなんて関係なく、彼らのために自分ができることをやっていかなくてはいけないと思いました。
言語を一方的にまるで機械のように教えるなら簡単かもしれません。
しかし対人間で教えるとなると、生徒たちのモチベーションを下げないように、生徒が勉強に前向きに取り組んでくれるように、コミュニケーションを上手くとらなくてはいけません。
全員平等にと心掛けても、中にはずっとかまってほしい子もいれば、黙々と勉強する子もいます。
日本語も英語もまだまだ勉強中の子供たちに、拙いクメール語で距離を縮め、笑顔を心掛け、なるべく多くの子供たちと触れ合いの時間を作ることを意識し取り組みました。
しかし後半は同時にずっと話しかけてくる子供たちや、集中力が切れてしまった子供たちを前にイライラしてしまうこともありました。
今振り返るとその時は辛いと思うこともありましたが、彼らの笑顔や元気な声、いたずらを企む姿、そのどれもが当たり前ではなく、傍にない今の状況が寂しいと感じました。カンボジアの子供たちのエネルギーを沢山もらっていたのだなぁと思うと、もっと自分ができたことはあったのではないかと思ってしまいます。
帰国前にいつ帰ってくるのか何度も聞かれました。
その時ははっきりいつ帰ってくるよとは言えなかったのですが、帰ってくると約束したので、たとえそれがインターンとしてではなくとも必ずまた彼らに会いに来たいと思います。今回のインターンを通して、新たに帰ってくる場所ができたことはとても嬉しく感じています。
これから来るインターン生へ
ここまでとても長文になってしまったので、簡潔に箇条書きでお伝えできればなと思います。
・事前に他のインターン生のブログなどを読んで、新しい環境に上手に慣れるにはどうすればいいのかをリサーチする(必要なものや、我慢しなくてはいけないことへの心の準備)
・生徒たちに何をどうやって教えたいのか一つでもいいから事前に明確にしておく。
・滞在中はささいなことでも、できるだけ多くのことに気づき、目に焼き付け、食べたことがないものを食べてみたり、クメール語を積極的に使ってみたりする。
1か月という短い間でしたが、カンボジアで刺激的な毎日を過ごしたことは必ず意味のあるものだと信じています。
CBBのインターンと巡り合わせてくれた川崎さん、賛成してくれた両親、連絡をくれてモチベーションを上げてくれた友達、滞在中多くの場面で支えて頂き、指導して下さった勝間田さん、そして忘れてはいけないのはカンボジアで出会った多くの人たち、子供たちに感謝したいです。
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