皆さんお世話になっております。
インターン生の信州大学4年、武村です。
今回はこれからインターンに参加される方が気になっていると思われる、
CBBにある授業教材についてご紹介しようと思います。
これからインターンに参加される方はこの記事で
自分が持っていく教材選びの参考にしていただけたら幸いです。
また、同じように子供たちに日本語を教えておられる方で
「この教材を使ってこういう風にしたらいいよ!」
というようなアドバイスもございましたら教えていただきたく思います。
また、今回は私が日本語授業のみを担当している関係で、
日本語授業で使用する教材のみの紹介となってしまうのですが、
英語の教材に関してはまた後日ご紹介しようと考えています。
超初心者の子の教材!~ひらがなカードと50音表~
さて、前置きが長くなってしまいました。それでは紹介していきましょう。
まずはこのひらがなカードと50音表!
ひらがなカードは裏に各ひらがなから始まる単語がイラスト付きで描いてあり、
とても重宝しています。
この単語を子供たち一人ひとりに読ませることで、
その子たちがひらがなの音をきちんと発音できているかを確認することができるほか、
このカードはカルタとしても使うことができます。
低学年のクラスでは授業の最後に毎回かるたゲームを行っているのですが、
子供たちはこのゲームが大好きでいつも大きな盛り上がりを見せます。
このカルタのなかに、その日覚えた動詞や形容詞のカードを混ぜて
ゲームを行うこともよくあります。
まだひらがなが完全には定着していない生徒も中にはいるので、
そういった生徒にカルタを通してひらがなの読み方を
はっきり覚えてもらうことも目的の一つとしています。
日本語に慣れてきた子に!~例文シートと童謡歌詞シート〜
つぎはこれ、日常会話で使う簡単な例文シートと童謡の歌詞シートです。
例文シートは
1. あいさつ
2. 名前
3. 自己紹介
4. 家族
5. 天気
6. 月日
7. フルーツ
8. 色
9. 人
10. 仕事
11. 夢
12. 話
13. 起きる
14. 食事
15. スポーツ
と項目が分かれており、それぞれの項目ごとに簡単な例文と単語がまとめてあります。
私の授業では、ひらがなの読み書きができるようになった生徒には
まずこのシートから取り組んでもらっています。
童謡の歌詞シートは過去のインターン生の方の意見を参考に私が作成しました。
子供たちに楽しみながら日本語の発音に慣れてもらいたいという願いものと、
高校生以外のクラスでは授業の最初に童謡を歌うことを取り入れています。
歌う童謡は週ごとに変えているのですが、毎回初めのほうはあまり声が出ていないのに
週の後半になるにつれてだんだんと声が出てくるようになっていくので
子供たちの成長を肌で感じることができてとてもうれしく感じています。
ちなみに高校生のクラスでは童謡ではなく早口言葉を取り入れています。
こちらもやはり時間とともにどんどん上達していくので
指導を行いながらうれしさを感じています。
日本語を本格的に習いだす子に!~みんなの日本語初級Ⅰ・Ⅱ
最後はこれ、「みんなの日本語初級Ⅰ、Ⅱ」とクメール語用語集です。
高校生のクラスではこの「みんなの日本語」を使用して指導を行っています。
この参考書では日本語の文型についてや、様々な場面での会話について学ぶことができます。
高校生のクラスは現在4人いるので、日常場面での会話はロールプレイングで
実際に演じてもらいながら発音練習をしてもらっています。
しかしみんなの前で日本語を話すときに恥ずかしがる女の子もおり、
思春期ならではの指導の難しさのようなものも感じています。
クメール語用語集は授業中に使う単語はもちろんのこと
日常生活で使う用語もかなり網羅されています。
「授業中に何か言いたいことができたけどクメール語で何というのかわからない!」
といったときにちょっと調べることができるのでとても助かります。
まとめ
という事で今回はCBBにある日本語教材についてご紹介しました。
他にも日本語検定の過去問があったり絵本があったりするので、
今後インターンをされる方はそれらの教材を使ってみるのもよいかもしれません
(日本語検定の過去問は漢字を学習してからでないと解けないので、
私はまだ授業に取り入れることができずにいます)。
この記事がこれからインターンをされる方にとって少しでも参考になれば幸いです。