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プノンペンとコンポンチャム

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スオスダイ☀
合同インターン生の平山聖果です。

カンボジアに来て二か月目に突入しました。今回はプノンペンとCBBスクールのあるコンポンチャムの村を行き来する身として、見たこと感じたことを綴っていきたいと思います。

大都市プノンペン

最初の数週間は村に行けなかったのでプノンペンで過ごしていたのですが、なんといってもプノンペンは何不自由のない都会さに驚きます。

0.5ドルのデリバリーfeeでレストランのご飯やタピオカをデリバリー出来ちゃうかと思えば、たったの1ドルで屋台の出来上がった美味しいご飯を食べることもできちゃいます。((日本だったらおにぎり一個しか買えない!

またショッピングを楽しめるローカルマーケットやイオンに、カンボジアの由緒溢れるプノンペン国立博物館、ワットプノンなど観光地もそれなりにあるので充実した濃い時間を送れますし、一言でいうとガチャガチャしてるなーという印象です。

それに比べて、コンポンチャムにあるCBBの周りには駄菓子のようなお菓子やジュースを置いてるお店くらいしかありません。村全体、Wi-Fiが常時設備されているところはなく、もちろんCBBも同じなのでパソコンで作業が容易にできる訳ではないですし、特に綺麗なデスクもないので何すればいいのかなぁとただボケーっとしていました。

焦燥感

最初はそんな村ののんびりな雰囲気に飲まれつつも、時間があると何かしなければ!という焦燥感に襲われました。
のんびりすることに慣れていないのか、時間があるなら生産的なことをするべきではないかというマインドが強かったです。

でも今は、その非日常的なのんびりにすっかり魅了され、自分の中で失われていた大事な感覚が蘇ってきた感じがしています。

もちろん、日本語の授業の準備をするなどやらないといけないこともあり、やることがある楽しさと充実感もありますが、
そこら辺に生えてる青マンゴーを生徒と一緒に食べたり、田舎だからこそ見える綺麗な星空をただ眺めているのんびりした合間合間の時間は一番幸せな時間ですし、これからも大切にしていきたい時間です。

定価がゆるゆるな面白味

レストランやコンビニ、屋台には決まった値段があります。屋台ご飯は基本1ドル、カンボジアのコンビニやスーパーで売られている日本のお菓子は、日本の定価の2倍くらいなど最初から表示されている交渉の余地がない値段があります。

でもそれ以外に、プノンペンからCBBに移動するときのバンや自転車のパンクを直してもらったとき、ローカルマーケットで買い物をする際などふとした場面で値段交渉が必要になってきます。日本の交通機関みたいに一律~円の表示や値札が付いていないので。
トゥクトゥクだってアプリで配車できるようになるまでは、交渉の世界だったと思います。

だから外国人はよくぼったくられるという負の面ばかりを見て私も、もう少し値切れたかなとか、ぼったくられてるのではないかという心配が常にありました。

でもその反面、やってもらったサービスに対して満足した分こちらがありがとうという気持ちでお金を支払える面もあるのではないかと思います。

自転車の空気を入れてもらったりとお世話になっているところでタイヤを変えてもらったときや、ふっかけないで相場の値段で乗せてくれるバンのおじさんたちにはありがとうの気持ちで少し多めに払おうという気持ちになります。

「~円」という定価の表示に囲まれているとそれが当たり前だと思ってありがたみも薄れてしまいますが、自分が自分の目で見たサービスに対して時には交渉したり、時には感謝の気持ちを込めて多めに払えたり、チップに近いような近くないような。
そんな定価のない面白味を最近は体感しております。

そんなこんなでせっかくいろんな一面を楽しめる余裕が出てきたので、一日一日を大切にしていこうと思うばかりです。

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