こんにちは。皆様、お世話になっております。CBB学生代表の石出恵です。
日本語教室もプレ開校が終了しました。
今週は中国の旧正月のため、来週の月曜から本格的に開校。
今までは一日100リエル(日本円では約3円くらい)で授業料を回収していましたが、毎日にしてしまうと来たり来なかったりする生徒がチラホラ…。
理由はまだはっきり聞いていませんが、途中から来たり休みが多かったりすると、意欲があっても授業について行けません。
ポツンと取り残されてしまう生徒。。
そこで思いついたのは、日本では当たり前の「月謝制」。月の授業料を前もって払っていれば、責任感も生まれ、生徒が毎日来るようになり、、学習の成果も出やすいのではないか。
そこで、月曜日からのCBBスクールは月謝制を導入します。
一ヶ月分の授業料を月の初めに回収。ちゃんと休まず毎日生徒がきますように!
さて、今日は普段私たちが使っている「日本語教材」について紹介させていただきたいと思います。
「みんなの日本語」
一般的に日本語の教科書と言われればこれ。
メコン大学日本語ビジネス学科に通う学生たちもこの教科書を使用していました。
しかし、教科書だけでは十分な授業を提供することはできません。
そこで手作りの教材を作成。今日はCBBスクール日本語教室の秘密兵器をちょっとご紹介。
今ある全ての教材を、前任の山田先生とアシスタントのソムナンが工夫を凝らして作ってくれました。
①単語カード
「あ~わ」までの頭文字の単語がまとめて書いてあります。l
裏には日本語、表にはクメール語。単語の勉強にはもってこいです。
(全部手書きなのが本当にすごいです!)
授業中はクイズ形式で単語の学習を行っています。
②辞書
山田先生とソムナンの努力の賜物です。
生徒は毎日これを持ち歩き、もうボロボロになるまで使っている生徒もいます。
授業中は先生言った単語を辞書から探す調べ学習をしながら、辞書の使い方や単語を覚える練習をします。
③書き取りノート
生徒は基本ノートを1冊自分で持ってきますが、他言語であるひらがなを書き取るのは至難の業。
ホワイトボードに書いてもすぐ書けるようにはならないようです。
そこでこれを使ってひらがなを書く練習をします。
(山田先生が一枚ずつ手書きで線を引いてくれました。)
現在は1時間に一枚ひらがなを練習。終わったら私たちのところに嬉しそうに見せてきます。
はなまるや絵を書いてくれるととても嬉しそう…
④名前カード
生徒の名前がわかるように、ネームプレートを来てくれた生徒には全員渡しています。
もらった生徒は授業の時間になると、ネームカードを首に下げて現れます。
(恥ずかしがって全く笑ってくれませんでした笑)
表にはクメール語で、裏にはひらがなで名前を書いています。
中にはその中に授業料を入れてくる子もいてとってもかわいいです笑
低学年には授業に出席したらシールを貼ります。男女問わずシールをあげるととても喜びます。モチベーションアップに最適です。
どうでしたでしょうか?
山田先生のアイデアでいっぱいです!
今はまだ山田先生の残してくれた教材に力を借りっぱなしですが、ソムナンと協力して私たちも工夫を凝らして挑戦していきたいと思います。
現在CBBでは、4月からの後任の日本語教師の方を募集しています。お気軽にご連絡下さい。
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皆様のご協力お待ちしています。