皆様お世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。カンボジアに到着して68日目になりました。
本日は新インターン生の葛山真弓子さんの初授業日でした。
CBBに来ると、次の日から早速授業をすることになります。
日本で教えた経験がないから不安です。きちんと教えられるか不安です。多くの人が最初に持つ不安だと思います。
この記事の目次
しかもCBBスクールのは100人近くの生徒がいます。
さらに生徒は長期ではなく半分の生徒は1か月以内に来なくなります。
それだけ生徒の入れ替わりが多く、生徒の名前を覚えることはもちろん、授業内容も次に進む前に多くの生徒はやめてしまう現状があります。
この環境だからこそ、お勧めしたい授業がこちらです。
生徒とのコミュニケーションで一番大切なことは何だと思いますか。
一番大切なことは「1日でも早く生徒の名前を覚え、生徒と名前で呼び合ってコミュニケーションをとること」です。
お互いに名前で呼ぶことで笑顔が生まれ、コミュニケーションが始まります。名前で呼ぶことで、生徒も自分のことを見てくれている思いになります。
ここからが実際に授業内容の紹介です。
言語 日本語
授業時間 30分
授業目標 お互いに名前を覚える。
日本語でお互いに名前を聞き答えられるようになる。
キーセンテンス あなたの名前は何ですか? 私の名前は₋₋₋₋₋₋です。
授業の進め方
① 挨拶
日本語では
こんにちは みなさん → こんにちは 先生 → お元気ですか → はい。元気です。
座ってください。→ ありがとうございます。
クメール語では
すおすだい ねあっ てあ おっ くにあ → すおすだい ねあっく くるー
→ そくさばーい ちあてー → そくさばーい → そーむ おんくい → おーくん
日本語で行います。生徒が意味が分からないときはクメール語で教えてあげてください。
② 板書を行う
あなたの名前は何ですか?私の名前は₋₋₋₋です。
生徒にとって書くことは難しいですが、書いてください(そーむ そせい)と言うと生徒は書いてくれます。早く書き終わった生徒には、先に読み方を教えてあげてください。
③ 発音の練習
まずは先生が板書したことを読み、生徒が繰り返します。
読んでください(そーむ あーん)と言うと、生徒は読んでくれます。
最初は全員で読み、次に1人1人に読ませてみてもいいです。10回ほど繰り返すと生徒は覚えます。
④ コミュニケーションの時間
ここからの授業の進め方は生徒と生徒の習熟度次第です。
先生と生徒が一緒に、1人ずつ生徒に「あなたの名前は何ですか?」と尋ね、生徒が「私の名前は〇〇です。」と答えます。
次に先生と生徒が一緒に「あなたの名前は何ですか?」と尋ね、次の生徒が答えます。これを繰り返していきます。
生徒がもし覚えていたら、生徒同士で「あなたの名前は何ですか?」と聞き、1人ずつ順番に答えていきます。
先生は何度も生徒の名前を呼び、この時間で覚えることを目標に頑張ります。
授業の最後に先生は生徒の名前を1人1人、何も見ずに言い、生徒も全員が先生の名前を覚えることができたら授業は終わります。
完全に覚えるまでエンドレスで名前を言い続けます。最初の授業で覚えることが出来たら、明日からの授業が何倍も楽しくなります。
私は生徒の名前を覚えるのに1か月以上かかったのですが、この授業を1回すると生徒の名前を覚えることができました。
是非チャレンジしてみてください。
それではチョムリアップリア