こんにちは。
お世話になっております。現地駐在員の小澤です(^^)
最近のスクール状況を報告したいと思います。
私が駐在した時、CBBスクールには時間割が存在しませんでした。
どんな風に教えたらよいのか…常に試行錯誤が続いておりました。
渡航メンバーに様々な授業を行ってもらい、生徒の反応を見ながら、反応のよかったものをピックアップし、教師同士で話し合いながら、やっと時間割を作成することができました。
内容は、教科書・文法・作文・グループワーク・日本文化 です!
(▲ 画用紙で時間割を作成しました。)
教科書の内容はカンボジア人教師主導で行ってもらい、日本人教師が生徒をサポートする体制をとります。
文法は教科書で使われた用法をより詳しく、また実践的に使ってもらえるように、日本人教師が作成したプリントを配布して授業を行います。
作文は、テーマを用意し、それに対して考え、文を作ってみようという授業です。
グループワークは、名詞・形容詞・助詞などの単語カードを使用し、生徒同士で協力して単語を文にするという作業を行ってもらいます。
毎週金曜日は、日本のうたを教えるなど日本文化の時間に設定しました。今週はCBB渡航メンバーが日本から用意してくれたリコーダーを使用しました。
(▲ 単語カードで文章づくりに挑戦。)
(▲ 初めてのリコーダーと楽譜にどきどき…)
特に私が力を入れたいのが日本文化の音楽授業です!
CBBスクールの生徒で、自分のリコーダーやピアニカを持っている子がいますが、彼らは音符の読み方も知らなければ、楽器の吹き方もわかりません。
ポルポト政権下の間、原子共産主義を徹底したポルポトは、映画や恋愛、音楽などを資本主義的行為とみなし全面的に禁止しました。
近年、「社会科」の一部として音楽教育が実施されるようになりましたが、音楽授業を行うにも、音符を読める教師がおらず、楽器が不足しているために音楽の授業を実施出来ない学校もあります。
(▲ だんだんコツがつかめてきたかな…?)
私は4歳からピアノを習い始めて、13年間ほど続けました。中・高では吹奏楽部に所属していて、これまで音楽漬けの人生を送りました。練習し続けることによって、集中力が生まれたり、一緒に音楽を演奏できる喜び、感動を味わいました。音楽から学んだことは数え切れません。
CBBスクールの生徒は、日本のうたを練習することが大好きで、よく生徒からリクエストをもらいます。今週も生徒からのリクエストに応えたうたを練習するつもりです。
日本のうたを練習しながら、日本語が上達してもらえるように、これからも試行錯誤の連続だと思います。インターン終了まで2ヶ月を切りましたが、まだまだ挑戦したいことがたくさんあります。
楽器を演奏するだけでなく、次回は楽器作りに挑戦してみたいです…!帰国までに目標が達成できるように準備したいと思います。
(▲ 現地駐在員小澤・宮崎、カンボジア人教師ソムナン、生徒兼スタッフ リダ・ワンダ 家族のようにとても仲良しです。)
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2015年10月~2016年3月31日任期@カンボジア王国コンポンチャム州
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