あの生徒はいま / 顔の見える支援

生徒にしてあげられること FOR STUDENTS

投稿日:2015年9月2日 更新日:

こんにちは。

国際協力NGO CBB所属、法政大学2年の鈴木善幸です。

CBBスクールの渡航プロジェクト報告をこの場をお借りしてさせて頂きたいと思います。

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(▲スクールの生徒とお揃いのTシャツを着て3ショット!)

日本語授業改善プロジェクト

今回CBBスクールの日本語授業改善プロジェクトでは、主にインターンシップを行っている方の補助として改善を行いました。インターン生はCBBが経営する日本語、英語を教えるCBBスクールで先生として活動しています。

今回のメンバー渡航とほぼ同時に新たなインターン生が加わりました。現在彼ら2人と現地カンボジア人の教師1人によって教師陣が構成されています。授業は午後の時間帯で一時間ごとに行われています。

渡航前、カンボジアにいるインターンシップ生とSkypeを通じて何回もミーティングを行いました。また、CBB団体内で渡航プロジェクト計画を発表し、フィードバックをもらいました。準備が9割と言われていたので、時間をかけて準備をしてきましたが、私が渡航する直前にシステムが所々変わってしまっていて、実際カンボジアに行って把握したことばかりでした。

英語のクラスの編成が大きく変化したり、新規メンバーの増加など様々です。このように現地はめまぐるしいスピードで変化していきます。そんな状況の中でも、インターン生の2人はとてもわかりやすい授業をしており、子供たちのニーズに合わせるような授業展開を心がけていました。

絵日記を用いた考える力の向上を。

私も実際にCBBスクールの日本語授業に教師の1人として参加し、絵日記を取り入れた授業を行いました。絵日記を取り入れたのは、日記を書くことで、その日のできごとを思い出して、自分で考えて文を書いてもらう機会を与えることができるためです。また、絵を挿入することで子供たちに想像力を身につけてもらいたいと考えました。

最初に、絵日記の授業を行った時は、いきなり日本語で書くのは難しかったのでまずはクメール語で行い、それを日本語に訳すという作業をしてもらいました。また、これをその日の宿題として子供たちに課しました。

次の日の授業では、子供たちのほとんどがこの絵日記の宿題に取り組んできてくれました。文法は多少間違っているところがあったとしても、みんなしっかり自分の言葉で書いていました。ただ、絵を書く事に手こずっている子が多いように見受けられましたが、みんなしっかり自分の書いたことを絵に表わしていました。

この絵日記を取り入れた授業は今回は私たちの方で日記用のレジュメを用意しましたが、いずれは自分で日記用のノートを用意してもらい、毎日私たちが添削して、コメントを返していける交換日記のようにしたいです。子供たちには継続して絵日記をやってもらえればいいな、というのが私の小さな願いです。

 

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(▲CBBスクールでのイベント"夏祭り"にて。日本料理を振舞いました。)

 

時間割作成

インターンシップ生の方は、曜日ごとクラスごとに授業内容を変えていく時間割を作ってくれました。その時間割通りに授業をこなせるようになっていけばある程度決められた規則になり、引継ぎも行いやすくなるからだそうです。授業の内容は、文法、グループワーク、日本文化紹介、音楽など様々なジャンルが存在します。多様なジャンルから日本語が学べる環境を作っていける授業内容だと確信しています。

CBBスクール継続に向けて

これからのCBBスクールを継続していくに当たって重要だと感じたのは、インターン生の人数を「2人以上」に保つことです。1人ではなかなか手が回らないことが多いと現地で実感しました。スクールには小さい子が多く、マナーを守れず、その注意に人手が必要になります。

また、その一番の理由として「精神面での負担」があります。

慣れないカンボジア、また地方都市という他の日本人がいない地域では生活していくだけで多くのストレスを感じます。またカンボジア人スタッフとのトラブル、運営上のトラブルが毎日のように発生するため、その場で誰か「相談できる人がいる」ということがかなり大切なのではと感じました。

現在の2名のうち1名は11月の帰国が決まっています。そのため残る1名が11~2月まで1人体制となる可能性が高くなっています。CBBスクールでの日本語教師。学ぶことの量は計り知れません。カンボジアという後発途上国での業務。またボランティアではなく仕事として取り組むからこそ分かる外国人と仕事をするということの難しさ、国際理解。

今回僕は2週間しかカンボジアに滞在できませんでした。しかし日本語教師として授業する中で、子供たちの最高の笑顔を見ることができました。ただの旅やボランティアでは味わえない濃い関係を築け、僕は本当によかったなと思っていました。

後期より、長期インターンとして日本語教師される方、まだまだ募集しています。

是非一度、相談の連絡だけでも送ってみてください。

CBB現地サイド一同、ご応募お待ちしています。

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2015年10月~2016年3月31日任期@カンボジア王国コンポンチャム州

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