お世話になっております。
現地駐在員の宮崎です。
カンボジアは、もうすぐ雨季も明け、乾季に入ろうとしています。
小澤さんが帰国し、今月から、日本人の駐在員は、わたし1人のみとなりました。
カンボジア人スタッフのソムナンと、二人三脚で、どうにか頑張っております。
今まで、3人でやっていたスクールの授業も、今は、わたしとソムナンの2人だけ。
正直、大変です。元気いっぱいの子どもたちを相手にしていると、一日が終わる頃には、もうヘトヘト。
大変な事、嫌な事、辛いことがあった時に、話を分かち合う人は近くにいません。
iphoneの画面を通して伝えることは可能です。
でも、自分の国の言葉で話し合える人が、実際にそばにいるのといないのとでは、やっぱりちがいます。
言葉も文化も違う、この場所で、生活すること自体でも、正直大変です。
それだけで、自分でも気づいていないストレスが、どんどん蓄積されているはず。
この2週間、カンボジアの農村に、日本人駐在員がわたし1人のみという環境におかれ、生活してみた感想はひとことで言うなら、「つらい」です。どちらかというと精神的に。
よく言えば“素直”とでもいえるでしょうか。悪く言えば、わたしは、感情がすぐ顔に出るタイプです。
おそらく、ここ最近は、顔をしかめていることが、多かったのではないかと思います。
そんなわたしを見て、
「げんきだして!」と言ってくれる生徒がいました。
「さや、えがおじゃない。えがお、えがお」と声をかけてくれる生徒がいました。
ふとした時にかわいいイラスト入りのメッセージをくれる生徒がいます。
(半分冗談で)「チョン タウ ジャポン(日本に帰りたい)」と、わたしがいうと、「オッ! (だめ!)」と言ってくれる生徒がいます。
いつもと変わらない笑顔で微笑んでくれる生徒がいます。
いつも笑わせてくれる仲間がいます。
日本から応援してくれる友だちがいます。
いつも「タウナー?(どこいくの?)*カンボジアではこれがあいさつのようなものです。」と声をかけてくれる近所のおばちゃんがいます。
気が付けば、わたしはたくさんの人に囲まれ、支えられているんだなぁと実感します。
1人で奮闘しているように思ってしまうけれど、1人じゃないんだな、と。
「もういやだ」と「がんばろう」を何度も何度も繰り返しているせいか、わたしの心はもうヘトヘト。
でも、もうすこし、がんばってみようと思います。