皆様、いつもお世話になっております。現地インターンの石出です。
最近、シェアハウスメンバーのマウとカンボジアの英語教育について話していました。
1つ、日本との英語教育の違いは、文法の教え方にあるようです。
日本は第5文型で習いますが、カンボジアの文法のカタチは4つ。
1、SV=Subject+Verb (I eat.)
2、SSV=Subject+Subject+Verb (I and my sister eat.)
3、SVV=Subject+Verb+Verb (I drink and eat.)
4、SSVV=Subject+Suject+Verb+Verb (My mother and my father eat and sleep.)
この4つと、という複雑な文章とに分かれるようです。
日本の文法を説明すると、へえ!というマウさんでしたが、同じ言語なのにこうも教え方が違うのかと思った発見でした。
さて、6月13日、CBBが大学進学支援で選抜試験を行い、メコン大学日本語ビジネス学科で日本語を学んでいた、第1期奨学金生で3年生のコンティアと、第2期奨学金生で2年生のチャンナーが、2ヶ月の栃木県で行われる研修プログラムに参加するため、日本に旅立ちました。
(決め顔の二人。(笑)。向かって左がチャンナー、右がコンティア。)
今日はその見送りのため、メコン大学日本語ビジネス学科の先生と学生の皆さんとプノンペン国際空港に行ってきました。
いつも見送られる空港で、日本人の私が彼らの日本行きを見送り、カンボジアで帰りを待つなんて、、なんとも不思議な感覚です(笑)
初めての日本行きにも関わらず、出発日当日にスーツケースを買いにいったコンティア。
出発日の朝も、いつも通りたくさんご飯を食べていたチャンナー。
なんだか準備もカンボジア人らしくルーズな姿に、余計な緊張がなくてよかったなと安心(^^)
実は、前日、コンティアの故郷コンポンチャム州のコンティアの家では、コンティアの送別会兼ダンスパーティーが行われていました。
CBBスクールでも、コンティアやチャンナーが2ヶ月日本にいく話で持ちきり。
奨学金テストの際、一度は大学進学をあきらめ、家族のために工場で働くと言ったコンティア。
現地代表マサさんの説得でなんとか大学進学を決めたものの、3年間日本語の勉強を続けてくるのにも、きっとたくさんの葛藤や悩みがあったはずです。
(スレイリャとコンティア。なんだかんだ一番さみしそうなのはスレイリャ。)
そんな彼女が、育った村のヒーローになっていること。
彼女の家族の、そして村の子どもたちの希望になっていること。
「全ての子どもたちに教育へのフリーなアクセスを」から始まったCBBの大学進学支援。
農村の子どもでも大学に通えるモデルを作りたい、その想いから始まった大学進学支援の1期生であるコンティアが、みんなの期待を背負って日本へ旅立ったことをCBBのメンバーとして私はとても嬉しく、誇らしく思いました。
たった2ヶ月。2ヶ月では日本語が急に上手になることはないかもしれません。
それでも、実際に日本にいって学べることはたくさんあるはずです。
彼女たちにとって充実した2ヶ月を過ごせることを祈って、彼女たちの帰りをここカンボジアで待ちたいと思います。
(メコン大学日本語ビジネス学科の先生と学生の皆さんと。)
今から帰ってきてから彼女たちの話を聞くのが楽しみです。