お世話になっております。第3期学生代表の常岡晴恵です。
インターン生インタビュー第3弾は、8/7~26の間日本語・英語教師を務めた山本なつみさん。
(過去の自己紹介ブログはコチラ。)
日本大学商学部3年で、高校卒業後にワーキングホリデーとしてオーストラリアで日本語教師を務めていました。
この記事の目次
Q1 一日の生活を教えて下さい。
6:00 起床
9:00~11:00 日本語クラス①
11:00~12:00 昼食
12:00~13:00 授業準備
13:00~15:00 英語クラス①
15:00~16:00 英語クラス②
16:00~17:00 英語クラス③
17:00~18:00 日本語クラス②
18:00~20:00 夕食の準備、夕食
20:00~22:00 ミーティング、シャワー、クメール語の本で単語の確認
Q2. それぞれのクラスの紹介をして下さい。
日本語① 11~12歳 5~6人
飽きやすい年頃で勉強に興味を持ってもらえるように、体のパーツなどを教えたり、キラキラ星を歌ったり楽しい授業を心がけています。
英語①(年齢バラバラ)
小さい子は出て行ってしまうので対応が大変です。Twinkle twinkle little starやHeads shoulder knees…など歌も取り入れて、興味を持ってもらえるようにしています。
英語②2人(14~16歳)中学英語とレベルは高めで自己紹介や5W1Hを教えています。2人のレベルが違うので補足説明を加えるように工夫しています。
英語③ 2人
レベルは一番高く、英語でやりとりができる明るい女の子たちで、今は現在進行形を教えています。
日本語②
一番レベルが高く、漢字も少しずつ勉強していて、花、山などの一つずつの漢字から、読む、書くで“読書”など熟語を教えました。
Q3.苦労することはありますか?
お風呂が寒かったり、眠れないこともありました。
クメール語がわからず生徒とコミュニケーションがとれなくて授業でも苦労しました。最初はなんでわからないんだろう!と思ってしまいましたが、それは仕方がないし、伝えようと努力することで少しずつ理解してもらえるようになりました。
Q4.嬉しかったことはなんですか?
英語クラスで授業をしていたときに、教科書にget know each otherという熟語があって頭を悩ませていた子がいました。彼らにとっても英語が外国語なのであまり難しい単語は分からないので分かりやすく簡単な単語で説明しなければいけません。
「私とあなたは友達になりました」と私とその生徒を例にあげて英語で必死に説明して伝わった時は嬉しかったです。
Q5.任期中に達成したことはありますか?
3週間という短い時間でなにができたか今も考えています。授業に体のパーツを小さい子のクラスに教えて1週間後に市場で会ったら大きな声で言ってくれました。
小さいことですが、私が教えたことが生徒達の身になってくれたら嬉しいです。
Q6. なぜカンボジアを舞台に選びましたか?
小学生の頃に14歳の女の子がカンボジアからやってきて私の家にホームステイしました。
その子は貧しい家庭に育ち、父は地雷で足をなくしていました。本人は孤児院に住んでいて、頭が良い子が選抜されて日本に渡航していたので勉強を頑張ったのでしょう。
その子が「学校に行きたいけれど行けない子がたくさんいる。」と言っていて、学校に行くのは当たり前だと思っていたけれどそうではない世界もあることを知って衝撃を受けました。
それからカンボジアは身近な存在で、その子のいる国に行ってみたいとずっと思っていて今回カンボジアを訪れました。
Q8. カンボジアに来て感じたギャップはありますか?
初めて途上国に来て、最初はみんな貧しくて水汲みをしているイメージがありました。
でも、そんなこともなくてそれぞれに違う状況があることを知りました。
考えてみたら当たり前だけど、現地に行かなければわからない発見だと思います。
それを知って、「なにかをしてあげる」という上からの目線ではなく、できるだけ対等でいたいと思いました。
Q9.ワーキングホリデー、短大入学と他の大学入学を経て日本大学に編入と波瀾万丈な人生を送っていて、決断にせまられるタイミングも多かったことと思います。やりたいことに正直であれる原動力はなんでしょうか?
私が誰にも負けないと思えることは周りの人が良き理解者となってくれることです。
人と違うことをしたいと思い、大学を選ぶ前に広い世界を知りたいと飛び込んだオーストラリア、そこで日本語教師を務めていました。
自分の生まれ育った日本についてよく知らないことに気がつき(その経験が生かせると思ってCBBのインターンに挑戦しました)その後短大に入ったのですがどうしても4大に入りたかったので勉強を必死でして成績上位を保って推薦を受けて大学に入りました。
しかし、カリフォルニアで1ヶ月リーダーシップとマネジメントを学ぶプログラムに魅力を感じて渡米しました。
キャラクターの磨かれた色々な人に会い世界の広さを知りました。そこでマネジメントに興味をもち、日本大学商学部に編入を決めました。
これらの決断を実行できたのも、両親が後押しして、友達が応援してくれたからです。
やりたいことをできるのは当たり前ではなく周りの人の支えがあるから。そう思って感謝をしたら一生懸命頑張ることができて今があります。
Q7. 住み込みメンバーや生徒に10年後どうなっていてほしいですか?
生徒や住み込みメンバーの教育に関わっているからには、彼ら自身が語学の勉強が大切だと気づいて、今ある環境に感謝してフルに活用したくさん勉強をして欲しいと思います。そして将来の選択肢を増やして人のために尽くせるよう
能力を発揮して欲しいです。
(インタビュアー:常岡)
なつみさんはいつも笑顔で渡航メンバーにも生徒とも接してくれて、たくさん経験を積んでいるのにひけらかさない謙虚さは、与えられた環境への感謝からきているのだなとわかりました。
3週間ありがとうございました。