皆様お世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。
カンボジアに到着して11日目になりました。
まずは、この写真を見てください。
この記事の目次
このミサンガを売っている人は誰だと思いますか。
今日プノンペンで朝ご飯を食べていた時、5歳くらいの小さい女の子が近寄ってきて、「What do you want?」と話しかけてきました。
カンボジアでは観光客が集まるところに子どもが売り子として働きます。
この時、私は2年前にアンコールワットを訪れた時のことを思い出しました。
アンコールワットに入った瞬間満面の笑みで走ってくる子どもたち。
そして「1 doller 1 doller」と口をそろえて満面の笑みで話しかけてきます。
この時私は何も考えず楽しくお土産を売り子から買っていました。
すると、カンボジアのガイドの人が「あの子たちの中には学校に行っていない子もいる。」
この言葉がすごく自分の身に重くのしかかったのを今でも鮮明に覚えています。
ガイドの人は続けます。
「あの子たちの家族はとても貧しく、あの子が働かないと家族は生活することが出来ない。でも子どもが働いてたくさん売れると、今度は子どもが学校に行かずに働くようになる。」
このガイドの言葉を聞いて、その後に売ってくる子どもの対応にどうしていいのか分からなく戸惑いました。
それでもバス乗り場まで追いかけてくる子どもたち。
結局私は買ってしまい、子どもたちは笑顔で走っていきました。
ここで、少しカンボジアで働く人の給料について書きたいと思います。
工場労働(参考賃金100$/month)
教師(参考賃金80$/month)
平均すると月に100$(約1万円)です。
これで家族を養っていかなければなりません。
もし、子どもがアンコールワットで働くとどうでしょう。
毎日アンコールワットは多くの観光客で賑わいます。
1つのものを$1で売ります。
毎日10人に売れると1日$10、20日働くと$200、売上としてあげることができます。
手元に残る純利益はもちろん減りますがそれでも十分な額でしょう。
子ども自身も生きるために働くので必死です。
辛くても満面の笑みで働き、観光客を楽しませてくれます。
しかし、子どもが働けば学校に行くことができないので、格差は広がります。
今日の朝に出会った売り子の子どもからはミサンガを一つ買いました。
最初は買うことを躊躇して断っていたのですが、買いました。
カンボジアに来て色々なことを感じても、日本に帰ると忘れてしまいます。
このミサンガをみてカンボジアで感じたことを思い出し、日本で多くの子どもたちに発信していこうと改めて買う時に決めました。
それでは、チョムリアップリア~。
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