こんにちは、お世話になっております。インターン生の川崎です。
8月4日金曜日にCBBスクールで夏祭りを行いました。
日本の基準で考えてしまうと、何が起こるかわからないカンボジア。
今回も「夏祭り、楽しかった!めでたしめでたし」で終わらない、ハプニングだらけのお祭りとなりました。
プロモーション
人を集めるためにはプロモーション!ということで、ちらしを作り学校と市場へ配りに行きました。
まずは中学校へ。しかし、そこには生徒がおらず、がらーんとした静かな建物がひっそりとあるだけでした。聞いてみると生徒は既に帰ってしまったようで、最近は先生が来たり来なかったり時間帯も不規則なんだとか。
その後訪れた小学校では、生徒の帰宅に間に合い、無事広報を行うことができました。CBBスクールに通う生徒たちにも会えたようで、彼らが友達を引き連れてきてくれるようお願いしました。
今回の夏祭りは「いつでも・だれでも」参加可能なので、もちろんCBBスクールの生徒以外の大人や子供たちも大歓迎です。
そこで市場へ行って宣伝することに。ちらしをおばさんたちに見せると、「私文字読めないの」と。
改めて教育が十分行き届いていないことを思い知らされました。笑い飛ばされてしまうほど、その深刻さを理解していないことにも不安を感じました。
なんとかCBBスクールの現地スタッフ、チャンティに通訳してもらいながら夏祭りの概要を説明し、ここでのミッションは終了です。
カレー、食べたくない
日本のごはんを味わってほしい!ということで用意したのがカレーです。あいみさんがピーマン、トマト、なすなど夏野菜をたっぷり入れて作ってくれました。
はりきってたくさん作り、「日本のカレーだよ。美味しいから食べてみて!」
と声をかけても生徒たちは微妙な表情。「いらない。」「食べたくない」と言われてしまいました。
一度食べてみればその美味しさがわかってもらえるはず、しかし私たちが何度言っても聞いてくれなさそうです。
そこでスクール生徒のスレイティ一人にお願いして、味見をしてもらうことにしました。
「チガニュ (おいしい)」
私たちはスレイティのこの言葉を聞き逃しませんでした。
「スレイティ、カレー美味しいよね!皆にも美味しいこと、伝えて!」というと、他の子たちに「カレー、美味しいよ」と言ってくれました。
そこからカレーには人だかりができ、皆もりもり食べてくれました。
食わず嫌いは仕方ないですが、カンボジア人と関わるには、現地の人を一人味方につける。これが大切ですね。
最後の最後に…
夕方4時ごろ、久しぶりのスコールがスクールを襲いました。
部屋の中には雨が入ってきて、床5分の1は水浸しです。また壁に飾った皆の習字も濡れて剥がれ落ちてしまいました。
大声で会話しないと何を話しているのかわからないほどです。
そして突然消えた照明。停電です。大雨と停電、どちらもおさまりそうにないうえ暗くなってくると危ないので生徒たちには帰宅してもらうことにしました。
現地スタイルで
学校事情や人との関わり、自然との共存など、日本と比べると「こんなことってあるの?」と驚いてしまうことがたくさんあります。
しかしこれが当たり前なのがカンボジア。カンボジアの当たり前は日本の当たり前ではありません。現地ではこちらのスタイルに合わせて暮らしていく、その時その時にできることを考えて行動していく。
異文化で暮らしていく中で大切なことを教えてもらった一日でした。
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