お世話になっております。長期インターン中の勝間田です。
最近は、海外の教育方法について考える機会が多くなっています。
今日は20日目です。授業に力をいれて、子供たちと笑顔で関わりたいと思います、。
カンボジアの子供たちに授業をしていて、どのような方法で授業をすればよいか模索する日々が続いていますが、国によって少しずつ教育の質や色が変わることは事実だと思います。
フィンランドは、国際学力比較調査「PISA」(主に先進国を中心とした15歳の児童の学力調査)で、常に上位にランクインしています。
人口は約600万人弱ほどの国ですが、世界きっての優秀な文化大国になるべく活動し始め、その結果、教育レベル、幸福度、福祉などで上位にランキング入りを果たし、国際経済競争力に関しては、5年連続1位を獲得しています。
教育の特色がいくつかあります。
①「少ない授業量と年間授業日数」
フィンランドの年間授業日数は約190日で、OECD加盟国(34か国)の中で最も少なく、日本と比べると40日ほど少ないことになります。
夏休みは6月中旬から8月中旬までの2カ月間と長く、小学生の間は宿題やテストもほとんどありません。
また、日本の様に塾がないため、校外で勉強することがありません。
家での勉強時間も他の国と比べると少ないです。
そうすることによって、フィンランドの子供達は、休む時にしっかりと休み、なるべくフレッシュな状態で、自発的に勉強に取り組めるようにモチベーションを保つことができているようです。
②「小学校から大学までの授業料が無料」
子供たちを人財と考えているフィンランドでは、国の教育政策として子供達一人一人を手厚く保護していて、日本でいう小学校、中学校、高校、大学または専門学校までの授業料を全て無料にしています。
そうすることによって、みんなに平等に勉強できる環境を与えています。
③「平等で均等な教育を受けることができる」
フィンランドでは、1クラス20人前後と少人数制で授業が行われ、勉強が苦手な子には補習制度なども行われ、特別学力の低い子ができないような教育システムができています。
そのため、学校内でも他学校との間にも学力の差が少なく、国内全体で一定の学力の維持を行っています。
④「多い読書量」
フィンランドは読書量でも世界1位です。
そんなフィンランドには図書館もたくさんあり、また、休みが多いことで本を読む時間が確保できるようになっています。
⑤「質のいい教師」
フィンランドでは、子供達からの教師への憧れが強く、なりたい職業ナンバー1の職業とされています。
日本の優秀な人たちが、主に官僚、弁護士などになる人が多いのに対し、フィンランドでは教師になります。
フィンランドは、ヨーロッパで唯一修士号を取得した人のみが教師という職業に就くことができます。
そのため、必然的に教師自体の学力が、他国と比べ高いようです。また、部活動や課外授業がないため、教師が勉強を教えることだけに専念できる環境になっています。
5つの特色を書きましたが、環境、人口、法律など、日本と異なる点がたくさんあります。
日本の教育をフィンランドで、フィンランドの教育を日本で行ったから良いということではありませんが、見習うべき点や参考にするべき点は多いと思います。
また、自分の意見を書いていきたいと思います。
↑↑ポチッとしていただけると励みになります↑↑