皆様、はじめまして。立教大学社会学部2年の廣瀬礼と申します。
本日は私の自己紹介をさせていただきたいと思います。
「あたりまえ」ではない当たり前の存在
幼いころから地図を眺めることが好きだったこともあり、いつしか自分が暮らしている環境とは異なった環境に魅力を感じるようになりました。
大学付属の高校に通学していたこともあり、(恐縮ですが…)時間には余裕があったので、アルバイトを掛け持ちして貯金したお金で、自分の行きたい場所に行くというとても幸せな高校生活を送ることができました。
また、高校在学時に参加していた登山部の活動を通して、電気や水道が通っていて、ほしいものがすぐに手に入るという普段の「あたりまえ」が、“あたりまえ”ではない環境を体験することができました。
それと同時に、美しい景色や豊かな自然などといった、私の「あたりまえ」ではない“あたりまえ”の存在を知ることもできたと思います。
「当たり前」を理解するのに必要な時間
高校在学時にトルコのカイセリという町の郊外を訪れた際、あるクルド人の方のご自宅にお邪魔する機会がありました。
その際、少数民族のクルド人として生活することの苦難や、ご自宅そのものが史跡に指定されているため、少しの改築でも当局の許可が必要であることなど様々なお話をしていただいたのです。
このお話は、あまりに私の生活環境との違いが大きかったので、私は大きな衝撃を受けると同時に、数時間の滞在で得られる異文化体験の限界を感じました。
短時間の滞在で、自分とは異なる環境にある人の“あたりまえ”を充分に感じることができるのか、疑問を覚えるようになったのです。
学び合い
CBBのインターンでは、日本で暮らす私の「あたりまえ」とはかけ離れたカンボジアの“あたりまえ”を、1か月の活動を通してしっかりと感じることができると思います。
また、個人的に東南アジアが好きだということもCBBのインターンを志望した理由の一つです。
東南アジアは、現在発展の真っただ中にあり、そのなかで私たち日本人が果たすことのできる役割というのはとても大きいと思います。
その役割を果たすうえで、まずはカンボジアという国を知ることが重要だと考えました。
インターン中には、カンボジアの方々との交流を通して、私の知らないカンボジアの“あたりまえ”を学びたいと思います。
こちらがカンボジアの子供たちになにかを教える立場にあっても、こちらが子供たちから学ぶこともとても多いと思います。
カンボジアのいまを学びつつ、カンボジアの方々の夢の実現に全力で協力することができたらと考えています。