皆さま、お世話になっております。長期インターン生の勝間田です。
快適な教室づくり
新しい教室がこれからでき、新たな環境で勉強をしていく子供たちのために、どのような教室を作り上げればいいか考えています。
ホワイトボードの位置、机やいすをどこに何個配置すればいいのか、掲示物はどのような物を作ればいいのか考えながら、教室の大きさを測り、教材と掲示物作りに励んでおります。
インターン生の数と現在の生徒数をみて、なるべく子供たち全員が学習しやすい空間にできればと思います。
授業の内容は、日本人の努力次第でしょう。クメール語を勉強したり、教材を利用したり。
何より楽しく言語を学習できれば子供たちのために少しでもなるのではないでしょうか。
1番長く継続して来てくれている生徒
カンボジアにきて多くの子供達と出会い、関わり、遊び、授業をしてきました。
CBBはフリースクールであり、生徒が自由に来て、自由に来なくなります。一生懸命教えていた生徒が急に来なくなったとき、寂しさを覚えます。
そんな経験をたくさんしてきました。12月から来ている男子生徒がいます。彼らは水曜日、木曜日、金曜日の3日間だけ日本語を勉強しに来ます。
月曜日と火曜日に来られない理由は学校やクメール語の勉強が忙しいからです。
彼らは初め、5人グループで来ていましたが、予定が合わなかったり、個人ごとのやる気に差があったりする理由から、1人、または2人ごとの少人数で来るようになりました。
初めて来たとき、日本語を全く分からず、「あいうえお」から少しずつ私が教えていきました。
精神的にも幼く、授業中ふざけあうこともたくさんあります。ふざけの延長で急にケンカが始まってしまうこともしばしばあります。
やる気にむらがあり、また1週間のうち3日間しか来られなかったり、CBBに来られない時期もあったりすることから、スローペースで勉強してきました。
それでも多くのインターン生と関わる機会もあり、少しずつ少しずつ日本語を覚えていきました。継続して来ている生徒の中で、彼らが1番長くきています。
生徒たちの成長を見届ける
彼らに初めて日本語を教え始めた私ですが、帰国日が迫ってきました。
彼らに限らず、どの子供達とも別れが辛く、寂しいです。心残りは子供達のこれからを見られないことでしょう。
そんなことを言っていても仕方ないのは分かりますし、日本の学校でもそれは同じです。子供たちを次のステップへ、次の学年へ送ることが教員の仕事でしょう。
彼らとも、もう日本へ行ってしまうんだねというような会話が多くなってきました。そんな可愛くて仕方のない彼らは日本語の力をつけました。
ここまで長い道のりでしたが、ひらがなとカタカナを全部暗記し、読み書きをすることができます。
彼らの中の2人は、先週から「みんなの日本語」の学習に入りました。
これは日本語を学ぶ教科書で、ひらがな、カタカナが完全に読めなければ厳しく、かつ、ある程度の単語や表現がわかっていないと理解していけません。
学ぶ意欲もあり、基礎知識もある2人に対し、この教材でもっと勉強していこうと話しました。
今までよりも格段に難しくなりましたが、わからない単語を調べ、教員が文法を教えながら少しずつ進めています。
私だけでなく、今まで彼らに関わってきたインターン生が彼らを育てました。私は、頑張って教えてきて良かったと素直に感じています。
ここまで彼らをもってきて、1ステップあげた状態で帰国することができます。
2人以外の子たちも、教科書に入るのは少し早いと感じますが、ひらがな、カタカナは完全に習得しました。
これから、彼らが自分自身で、また、インターン生と共に日本語を勉強し続けてくれることを祈ります。
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