皆様お世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。
カンボジアに到着して7日目になりました。
今日はカンボジアでお祭りがありました。今の時期はクメール正月です。
カンボジアのお祭りは日本とはちょっと異なります。
今回は私が教えている学校の先生の親戚のお祭りでした。
お坊さんが沢山座っています。
カンボジア人のほとんどは仏教徒です。
こちらはお供えをしている写真です。
スプーンですくっている方はお坊さんが食べ、最後のはお化けが食べるそうです。
ここからが本題です。
この記事の目次
カンボジアの子どもたちはよく学びます。
公立の小学校の授業が終わった後に、自分で通える時間を作り、日本でいう塾や英会話に通います。
私が教えているNGO団体「CBBスクール」と「Glocal Youth Association」の授業料は無料です。
学習環境は、教科書は2人または3人で1つです。
もちろんICT機器を用いての授業もほとんど普及していません。
授業は教科書とノートとホワイトボードだけを用いて行われます。
私は日本にいる時、子どもがいかに授業に興味を持ってもらえるかに焦点をあて、教材作成に力を入れました。
そこで今回は子どもが興味を持つために考えた授業を行ないました。
対象は小中学生で、授業のめあては「日本文化を体験しながら色の名前を覚える。」です。
今回の留学の目的の一つに日本の文化を子どもたちに体験してもらうことがあります。
カンボジアの子どもたちは、日本語を学び将来は日本語を用いて先生になったり、ガイドになったり通訳者になる夢を持っています。
その際ただ日本語を話せるだけでなく、日本の文化についても知っていて、日本人との会話のきっかけにしてほしいと思います。
実際に授業の中で折り紙を用いました。
折り紙を用いて「what color is this?」と色を確認し、
次に「what color do you want?」と尋ね、実際に習った単語を用い会話を行いました。
そして実際に自分で選んだ折り紙を用いて鶴を折りました。
クラスのほとんどの生徒が折り紙を折ったことがなく、とても苦労していました。
結局全員が1つの鶴を折り終わるのに30分かかりました。
途中であきらめる人がいないことに驚きました。
分からなくても一生懸命に折り方を見て、マネする姿からとても粘り強さを感じました。
語学の授業でもカンボジアの子どもたちは分からなくてもチャレンジします。
分からなくても何度も読み方を先生に聞き覚えます。
語学を学ぶ意思が強く感じられました。
なぜカンボジアの子どもたちはこんなにも熱心に学ぶのだろうか?
日本の塾に通う子どもたちからは感じなかった「本気」を子どもたちから感じました。
「学ばされてる」のではなく「学びに来ている」のを強く感じます。
カンボジアでは語学の習得は職業に直結します。
目的意識が日本の子どもたちの何倍も強いです。
私は子どもたちが「主体的に学ぶ授業」を教壇に立ったら行いたいと思っています。
Funnyの面白いではなく、教科の面白さを磨いていきます。
今日は、子どもの学ぶ姿を観て、もっと目の前にいる子どもたちのために自分自身が勉強する必要性を感じました。
教壇に立った時に求められているのは「正確な発音」です。
子どもたちに指導できるようにフォニックスから勉強しなおします。
さらにカンボジアにいる間は1日3時間英語を聞き、耳をならします。
残り97日、現地の子どもが日本語と英語を一つでも多く取得できるように、走り続けます。
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