皆さまお世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。カンボジアに到着して72日目になりました。
今世界中の多くの学校は休み期間に入っています。
そして、スカイプでの交流が難しいと思っていた時に、東南アジアの学校なら交流できるのではと思い、東南アジアで探したところ、ベトナムという国がひっかかりました。
なぜ私がひかかったかというと、カンボジアに来た時に歴史の話になり、
この記事の目次
カンボジア人はベトナム人のことをよく思っていない人が多いことを聞いたからです。
日本でいう、日本人が韓国人や中国人をあまり好まないのと同じような感じです。
私自身も中国に旅行に行くまでは中国の人に対して恐怖感を持っていました。
中国人に日本人だとばれたら何かをされるんじゃないかと思ったことを思い出しました。
しかし実際に中国に行くと、道に迷ったときは30分以上一緒に探してくれたり、ゲストハウスが同じ中国人の人がご飯に連れて行ってくれたり、一緒に観光に連れて行ったりしてくれました。
その夜、私たちは中国と日本の関係について話しました。
私はストレートに聞いてみました。
日本人のことを中国人はどのように思っていますか。
すると中国人は「大人の人や国のトップの人はあまりよく思っていない人が多いけど、若い人の多くは日本が好きで日本に留学する人も多いし、日本人のことを好きな人も多いよ。私たち若い世代が交流をすることで、中国と日本の関係も少しづつ変わっていくといいですね。」という話をしてくれました。
大人のいうことで子どもたちは何も知らずに、大人が嫌いな外国人を嫌います。
私はこれはもったいないし、悲しいことだなと思いました。
私はこの出来事を思い出し、カンボジアとベトナムで交流することを決めました。
実際に交流を行うと、多くの笑顔が生まれました。
また、近い国ということで共通点も多くあり、親近感も子どもたちの中で生まれたのではないかと思いました。
実際のスカイプ交流詳細
1.スカイプ日時 2017年6月9日13時10分から14時10分
2.スカイプ相手国 タイ ホーチミンの学校
3.スカイプクラス 13時から14時のクラス
4.参加人数 生徒約15名 地下 葛山
5.スカイプ内容
①ミステリースカイプ(25分)
→質問の発音が少しずつできるようになりました。しかしまだ地理の感覚が身についていないので、自分たちの力で相手の国を探し当てるレベルに達していません。
②ベトナムの文化の紹介(15分)
→パワーポイントを使っての紹介
③カンボジア紹介(15分)
→パワーポイントを使っての紹介
④質問タイム(20分)
→カンボジアの人気のスポーツ、制服について、伝統的な休みについて、
サッカークラブについて
⑤写真撮影(3分)
→最後に交流先の学校と一緒に画面越しに写真を撮り、相手の学校に送ります。
6.課題
①CBBスクールの生徒の地理力をいかにしてあげるのか。
②参加する生徒が限られ、30分を過ぎると生徒が飽きて教室を出て行ってしまう。
③スカイプ交流が今現地時間の13時に集中しているので他の時間で実施できる体制を作る。
7.成果
①生徒が主体となって、先生が離れても交流が行える環境に前回より近づいた。
②次のインターン生にスカイプ交流の概要を引継ぎ、一緒に行えた。
③スピーカの使い方、シェアスクリーンの方法など、細かい機能を使いこなせるようになってきた。
8.全体を通して
今回ベトナムの学校と交流を行い、模範となるパワーポイントの紹介を見ることができました。
子どもたちも写真を見てかなり興味を持っていました。
明日からの授業でカンボジアのことを英語で学ぶ授業も行っていきたいと思います。
将来的には生徒がパワーポイントの説明を行えるようにすることが目標です。
また今回は異文化交流とは違う目的で交流が出来ました。
文頭でも書きましたが、カンボジアとベトナムの関係がよくないのは上の世代だけで、下の世代からは仲良くなってほしい願いがあります。
日本人である自分にできることは微力ですが、何か子どもたちの記憶の中でお隣の国のベトナムと交流した時に、1人の人間として交流ができたという記憶が残ってくれたら嬉しいです。
これからも遠い国に限らず東南アジアの国とも交流を行っていきます。
ベトナムの学校の皆さん本当にありがとうございました。
それではチョムリアップリア。