こんにちは。インターン生の本多です。
インターン14日目になりました今日は、村で起こったできことから学んだ情報の大切さをお伝えしようと思います。
事の発端は、週末日曜日プノンペンから村に戻った時の出来事でした。
村に帰ったら、電気も水も来ていませんでした。
電気と水が同時に使えなくなるのは初めてでしたが、停電、断水ともにネパールでよく経験していたので、ああまたか、という感じでした。
しかしながら、なぜか今回は様子が違います。何時間たっても、電気、水ともに戻りません。
ほかのインターン生から聞くと、停電の原因は“牛が電気の配線をちぎった”とのこと、さらには“三日は電気が戻らないのではないか”ということ。それを聞いたとき絶望にさらされてしまいました。
三日間電気がないということは、パソコン、インターネットを使った業務はできなくなり、夜は懐中電灯の光で過ごさなければならず、さらには携帯も充電できないため日本の家族とも連絡を取ることはできなくなります。
しかし、何を文句を言っても電気は戻りません。私にできることは、もう二度と経験することのないかもしれないこの経験を楽しもうと意を決し、前向きに受け止めることでした。
しかし、状況をスレイリャにもう一度確認したところ、“電気会社の配線がちぎられ、この辺の村一帯が停電している。状況は大変悪い。”とのことでした。
“ああ、本当に戻らないんだな”ということを知り、本当に覚悟を決めました。
しかし、これから三日間の生活やスクール運営のことを、部屋のろうそくを見つめながら考え、初めて日本を離れ本格的なホームシックになりかけた、その時でした。
電気が戻ったのです!!!
最初、幻覚かと思いました。そして、次の瞬間、隣にいたくみこさんと手を取りあって喜びました。これほど、電気の光を明るく感じたのは初めてだったかもしれません。
停電。カンボジアのような新興国では当たり前にあることです。そして私も、新興国で生活していく中で日常生活の中での停電は慣れていたはずでした。
しかしながら、ここまで停電に一喜一憂し感情を揺さぶられてしまった原因は何だったのでしょうか。
それはそう“情報”です。
私たちは、すべて入ってきた情報を事実確認することなく、すべて鵜吞みにし、それらの情報を一度立ち止まって疑うことをしませんでした。
確かにこの村の狭いコミュニテイーの情報などインターネットに乗るわけもなく、確認する術もないといえばなかったなかったのかもしれません。
しかし考えてみれば、それは村の人たちも一緒で、村での情報は人から人へ伝達され、形が変わっていった情報になっていることが多いのです。
その証拠に、本来木が倒れ電気の配線がだめになってしまい停電したのに、私のもとへ情報がたどり着いたときは、牛が電気の配線をちぎり停電になったという、はちゃめちゃな噂話に変わってしまっていました。
普段から、情報を鵜吞みにせず、きちんと自分の中で状況と入ってきた情報を整理して冷静に対応すること、そしてそれを受けて自らがどのように行動し対応してゆくのか。
普段から必要になる力に間違いないですが、草の根レベルで新興国支援をしてゆく中では、より重要かつ細心の注意を払って行ってゆくべきであるということを学んび、良い教訓となりました。
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