こんにちは。インターン生の本多です。
今日は住み込みスタッフの先生としての役割を紹介したいと思います。
現在、住み込みスタッフのボルことピゼットと、チャンティーは自らの勉強とは別に、子供達に授業を教えています。
ボルは日本語、チャンティーは英語の授業を一コマずつ(1時間)担当しています。
現在はまだ2人は、授業の編成やカリキュラムを理解するところまで到達していないので、基本授業で何を教えるか、どのように教えるかといった授業内容は、インターン生が考え、それを2人に実行してもらっています。
また、授業後には、彼らが実際なにを教えたのかを図るためや、授業の引き継ぎのために、先生ノートを書いてもらっています。
まずは2人が毎日授業をする、先生ノートを書く、ということをきちんと習慣にしようとしています。
住み込みスタッフを先生にする難しさとは
ボル、チャンティーに授業をしてもらうことは、本当に骨が折れます。
何度も何度も彼らに授業をやることをリマインドし、授業前には今日は何を教えるか、どのようにして教えるかを伝え、理解してもらいます。
それでも、「I’m sorry, I’m busy」と言って授業を教えてくれなかったり、「お腹いたい」で逃げられてしまうこともあります。
また、イヤイヤ授業をして、全く質や内容が伴っていない授業が行われていることもしばしばです。
ここで重要になることが、なぜ彼が授業をしなければならないのか、そして彼らがなぜ先生になるのかを、彼らに共有し、理解してもらうことです。
ただ単に彼らに授業を押し付けただけでは、彼らもやらされている感しか感じず、先生に対してネガティヴな感情が湧いてきてしまいます。
しかし、
・インターン生の入れ替わりが激しいスクールで授業やカリキュラムの継続の要が住み込みスタッフになってくること
・クメール語が彼らが話せる彼らが授業をする事で子供達の理解度もより向上する事
など、住み込みスタッフが授業をするメリットを彼らに伝え、組織の中で自分が必要とされている、という自覚を持たせていくことで、彼らが先生をすることにポジティブなイメージを持ってもらえるように努めています。
最終的にどうなって欲しいのか
私は、個人的に住み込みスタッフであるボル、チャンティーが、授業をすること、だけではなく、インターンによって作られてきたカリキュラムに沿って、授業をどのように編成し、どのように教えて行くのか、という、インターン生が1つの授業に行う全てのことを、基本的には1人の力でできるようになって欲しいと考えています。
彼らが、先生として自覚を持って独り立ちすることが出来れば、インターン生が少なくなり、授業を回すことが難しくなっても、住み込みスタッフによって授業の質を保ったり、先述した通り授業やカリキュラムの引き継ぎも彼らを通してすることが可能になるかもしれません。
CBBスクールの1つの課題になっている、授業やカリキュラムの継続。また、授業の質の向上。
その解決の糸口は、住み込みスタッフを先生として育てること、そして彼が先生として成長してゆくことにあるのかもしれません。
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