お世話になっております。長期インターン生の勝間田です。
最近は今までと違った授業展開や授業内容を取り入れながらより分かりやすく、上達していきやすくなるように日本語を教えようと励んでいます。
この記事の目次
海外の日本語教育について
どの国で日本語教育が盛んか、日本語教員の数、日本語を学んでいる生徒の数、現状と課題など様々な記事や文書を読みましたが、私が注目したのは、日本語教育の方法です。
当然、各国、学校ごとにたくさんの方法があり、多くのメリットとデメリットがあると思います。
フィンランドの教育についてのブログを以前書いたことがありますが、良い部分もあれば問題点もあります。
国民性や生徒によっても教育は変わるものです。調べている中で、3か月で日本語能力がとても上達したという実績のあるものがありました。
方法全てをここで書くことはしませんが、興味深かったのは「最初の1か月でひらがな・カタカナの読み書きを完璧にする」というものです。
CBBで日本語を学び始める生徒も、まずはひらがなから勉強します。たくさん書いて、読んで覚えていきます。
この段階を徹底的にすることが大切だと、記事では説かれていました。
確かに、その重要性は現在までこの地で日本語を教えていて実感しています。
目的意識を持って
最近では、ひらがなを習い終わった生徒は、毎回の授業が始まってからひらがな50音を1回ずつ書き、チェックしてもらい、合格なら授業に入るという習慣をつけさせています。
初めは書くだけの生徒も、次第に自分でフリガナを振って読めるように練習しだしたり、発音しながら書いたりと、覚えようという意識が高まってきます。
わからない字を友達に教えてあげるという優しい生徒が多く、定着度が低い生徒も共に頑張ろうとする良い雰囲気が開始10分で出来上がります。
このシステムを導入してから、子供たちのレベルが少しだけ上がりました。
自分で読み書きできるようになっていくことで、書いてあるものを読みたいという気持ちが生まれ、もっと勉強したいという意欲に繋がっています。
時期を見て、ひらがな50音のテストをやり、点数を出してさらに学習意欲を出させるということも取り入れています。
日々、どのようなやり方が良いか研究しながら授業展開や教材作りに励んでいます。
日本語を学び始めてからの1か月で徹底的にひらがな・カタカナを頭にいれるというのはとても良いことだと思います。
しかし、生徒の年齢や目的も考えることが重要だと思っています。
日本語をできるようにすることだけが我々の目的なのではなく、子供達に言語を通じて楽しんでほしい、コミュニケーション能力が養われてほしいというようなことも大事なことだと考えています。
50音の読み書きの重要性を十分承知したうえで、より子供達が楽しみながら学べる授業を作っていきたいと思います。
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