皆さんこんにちは、CBB学生部1年の松田です。
今回は、春渡航で行った衛生プロジェクトについてです。なかでも、衛生プロジェクトの第一段階である歯磨きアンケートの調査結果を報告します。
<歯磨きアンケートとは>
今回春渡航で行った歯磨きアンケートの目的は、現地の人々が生活のなかでどれほど歯磨きという行為に重きを置き、意識を持って取り組んでいるのか現状を知るということです。
実施地はカンボジアのトロピアンスノーという農村地区でした。
<予想とは違った結果>
トロピアンスノーに住む男女9人(11~80歳)の人にアンケートを取った結果、私たちの予想とは違う驚くようなエピソードもお聞きすることができました。
予想では、農村の人たちの歯を磨く回数は少なく、歯磨きに対する意識も高くはないのではないかと考えていました。
しかし、9人中6人が1ヵ月に1回歯ブラシを替えていたり、毎食ごとに歯を磨いていて、歯磨きという行為が習慣化されているのだなと感じました。
<見つけた課題>
歯磨きを習慣的に行っている人は多かったですが全員ではなく、家庭環境などによって虫歯の治療法や使っている歯ブラシに差がありました。
なかには歯ブラシを使わず指を使って歯を磨いている人もいて、家族の中でも歯磨きに関しての統一はなく、歯磨きをする時間も1分ぐらいという人がとても多かったです。
また、ご飯の前に歯を磨くという人も多数見受けられました。歯のトラブルで歯医者に行った人でも飲み薬をもらってそれを飲む人、痛くなった歯は抜いてしまった人など歯医者での治療法も様々で、歯のトラブルに応じた正しい治療が本当にできているのか疑問を持ちました。
さらに、歯の磨き方を教えてもらったことはなく自分流のやり方で磨くため、人によっては磨き残しなども多いのではないでしょうか…
人それぞれ歯磨きへの意識がかなり違ったため、改めて歯磨きの重要さを知ってもらい知識をつけることが重要なのではないかと感じました。
このインタビューを通して現地の人の生活を実際に知ることができ、実際に今求められているものや、すべきことが分かるようになりました。
自分たちの予想と現地の事実を事前に比較することでより良いプロジェクトづくりのための足掛けになったインタビューだったと思います。
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