IT 関連 プロジェクト

学びに来たのにパソコン台数が足りない問題

投稿日:2017年5月10日 更新日:

国際協力NGO CBBインターンの地下です。

カンボジアに到着して42日目になりました。

今日はスレイリャの友達がプノンペンから来たので、夜ご飯は皆で鍋を食べました。

いつも3人でご飯を食べるので5人で鍋を囲んで食べる鍋は本当に美味しく感じました。

鍋は$10で5人前を食べることができます。

カンボジアで誕生日を迎える方は、鍋をお勧めします。

日本の鍋とは味は違いますが、調味料も本格的で美味しく、カンボジアで一番食べました。

それぐらい美味しかったです。

スクールマネジメント

最近はスクールをどのようにして回すかに力を入れています。

というのもPC教室が始まり、スクールの回し方が複雑になりました。

今日のブログでは、今抱えているスクールマネジメント上の問題をシェアして行きます。

私が毎日ブログを書いているのは、日本で、これからインターンを考えている人に現地の生の情報を伝えたいからです。

上手くいった時だけのことを伝えても、日本で考えることが限られてきます。

実際にスクールにいると上手くいかないことの方が多いので、私がシェアをすることで、日本でも考えられることを増やしたい思いもあります。

「上手くいかない時は必ず理由があります。また上手くいっている時も必ず理由があります。」

私が常に心がけている言葉です。

ここから今のCBBスクールを回すうえでの問題を挙げていきます。

➀PCを学びに時間通りに来たのに、PCが足りない状態。

CBBスクールには生徒が使えるパソコンが現在9台あります(セキュリティの整備途上のため出していないPCがまだあります)。

そして1時から7時まで1時間毎に生徒の来られる時間に合わせて振り分けました。

しかし、時間帯によって偏りがあり、4時から6時のクラスは2人で1台を使う状態です。

そんな状況の中で、時間が来ても、交代しない生徒、時間をずらして来る生徒もいます。

その結果、遠くから自転車で来たのに、PCがなく、ただ待つだけの生徒もいました。

明日からは、来た時間を書いてもらい、時間を見て、長く使っている生徒から交代で使うように、住み込みのスタッフに促していきます。

また、時間が決まっているので、原則自分で決めた時間に来るように改めて促していきます。

②PCを学び、語学を学ぶ生徒の減少。

生徒の人数は増えてきているのにも関わらず、語学を学ぶ生徒の数が減ってきました。

スクールに来て、これまで語学を学んでいた人が、PCだけを勉強して帰っていく現状があります。

昨日から、出席を取り始め、PCを勉強した人と、語学を勉強した人を毎日チェックし、明日以降個別に語学を学んでいない生徒に呼びかけを行っていきます。

さらに、住み込みのスタッフにも再度伝え、全員が同じルールに従って、生徒に何度も呼びかけを行っていきます。

③生徒数の急激な増加に伴い、対応が追い付いていない。

生徒の急な増加に伴って、一人一人の名前と顔がなかなか一致せず、全員に目が行き届かなくなっている現状があります。

住み込みスタッフのソッコンと英語を教えるチャンティと3人で対応を行っているのですが、彼らもPCの勉強に夢中になっており、生徒対応が雑になってきています。

そのため、PCの勉強をした後に、帰る生徒に「次は英語を勉強します。」の一声が無いために生徒はそのまま帰ってしまいます。

明日以降は、挨拶を授業の前後で行い、開始時には、PCの使用上の注意、一人一人にパソコンがあるのか、出席確認、PCの勉強の後に英語を勉強することを伝えます。

終了時には、このまま英語の授業の出席に促し、出席できない場合は理由を聞き、欠席が続くようであれば、PCの使用を止め、PCと語学を勉強したい人を優先的に学べる環境を少しずつ作っていきます。

④生徒のニーズ(語学、習熟度の差)が答えることが難しい。

これまで、習熟度に合わせて授業を行なえていたのですが、今はPC教室の来る時間でクラス分けを行っているので、生徒の習熟度のレベルも学びたい言語も違います。

そこで、複式学級にして、黒板を二つにして授業を現在行っています。

生徒のレベルが上がると、教えられる先生の数も限られてきます。

早く、現地スタッフで高いレベルの英語が教えられるように教育をしていくことが目標です。

そのために、明日から日本語英語のクラスに住み込みスタッフも参加を促していきます。

⑤生徒の把握が追い付かず、生徒の嘘に振り回される。

生徒の入れ替わり、新しい生徒が急に増えたことにより、出席を取る際に、何時に来たのか、名前は何かで、生徒は嘘をついています。

嘘をついて1分でも長くPCを使おうとします。

早く生徒の名前と顔を一致させる努力を行うために、生徒と名前でコミュニケーションを行っていきます。

⑥住み込みスタッフの教育

住み込みスタッフと意思疎通ができるようになり、PC教室は住み込みスタッフ、中学生の先生のチャンティに任せられるようになりました。

しかし、彼らもPCを使うことに夢中になり、生徒が来たのに自分の「PCを勉強したい」気持ちを制御できず、生徒を無視して使い続ける姿、PCの後は英語の授業に来るように促すように言っても、生徒に何も言わずにPCを触り続ける姿がありました。

また、教えられるクラスが小学生限定なので、語学のレベルも上げるために、個別で教えていく必要もあります。

住み込みスタッフの先生としての育成も行っていきます。

まだまだ課題が山済みのCBBスクールです。

大変なことの方が多いですが、沢山考えて行動に移す経験ができます。

「考える→行動に移す→結果が出る→上手くいかない時はまた計画する→実践する」この繰り返しです。

手を抜くことも自分次第。

頑張った分だけ生徒のためになります。

明日からも試行錯誤が続きます。

それではチョムリアップリア。

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