皆さまお世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。
カンボジアに到着して58日目になりました。
昨日は第1回スカイプ交流をザンビアの学校と行いました。
もちろん私自身もザンビアの人と話すことはもちろんザンビアについて学んだのも初めてでした。
ザンビアでは柔道が人気なスポーツであることに驚きました。
スカイプ交流では語学力やコミュニケーション能力の向上だけではなく、発見も多くあります。
この発見から子どもの好奇心がいろいろなところに広がっていってほしいという願いもあります。
スカイプ交流本番までのやり方紹介
まずは、スカイプ交流の方法を説明していきます。
私たちCBBスクールが登録している『Microsoft in education』にログインして、交流したい学校を探してメッセージを送ります。
しばらくすると、メールが返ってきます。
メッセージのやり取りは、登録しているメールアドレスで行います。
スカイプ本番の前に、お互いに確認しておきたいこと(例えば生徒の年齢や人数、スカイプ交流の中身)についてメールのやり取りの中で決めていきます。
全ての確認が終わるとスカイプテストを事前に行い、接続状態の確認を行います。
スカイプ本番当日は余裕をもって15分前には準備を開始し、生徒と事前に打ち合わせを行います。
当日準備は大きく3つ。
①プロジェクターをスクリーンに映し出し、ネット環境の確認
②音声が聞こえるかの確認(スピーカーの使用)
③子供たちに最初の挨拶とスケジュールの説明
CBBスクールではスカイプ交流をする際はパソコン教室(通称オフィス)で行います。
基本的にその時間にパソコンを勉強する生徒が交流を行います。
どのクラスでも交流が行えるように、スカイプ交流の練習は定期的に全てのクラスで行っています。
事前準備(7回程練習)
これらの準備は『ミステリースカイプ』と呼ばれるゲームを行う事前準備です。
ミステリースカイプとは、海外の学校の生徒と交流を行うのですが、事前にどこの国と交流を行うかは言わずに、お互いに質問をしながら相手の国名を当てるゲームです。
これらが質問例です。
①北半球ですか?南半球ですか?
②東半球ですか?西半球ですか?
③アジア/ヨーロッパ/中東/アフリカ/北・南アメリカ/オーストラリアですか?
④国境は海に面していますか?
⑤内陸の国ですか?
⑥高い山はありますか?
⑦今朝/昼/夜ですか?
⑧あなたの国名前の最初のアルファベットは…ですか?
⑨国旗は2色以上ですか?
上から順番に質問していくと気づくと思うのですが、1つ目の質問で北半球または南半球のどちらかに絞られ、2つめの質問でさらに東半球か西半球に絞られます。
この時点で地図上でも4分の1に絞られ、7つの州のうち2つほどに絞られます。
次に州を尋ねるとかなり国名は絞られてきます。
恐らく15の質問をお互いに行うことで相手の国名を当てることができます。
これらの質問に答えるためには、英語で地理の勉強をする必要があります。
一見難しそうですが、クメール語で子どもたちは学習しているので、1週間程で子ども達は慣れてきます。
また自分たちの国の国旗や地理的な位置関係、隣国のことも学習する必要があります。
また相手の国を当てるためにも質問の練習をする必要もあります。
実際に先生が外国の学校役を行い、国名を秘密にしてゲームを数回行うと子どもたちは慣れてきて、ゲームの面白さに気付いてきます。
ミステリースカイプの後はお互いの国の紹介や、お互いの国について質問をし合うコーナーがあります。
これに備えて、授業の中でプレゼンの準備を行います。
普段英語で自分の国について調べたことのない子どもたちにとっては最初は負担がありますが、子どもたちのできる範囲で準備を行います。
もし話すことが難しい場合は国家を歌ったり、ダンスを披露したりします。
できないと思わずチャレンジしてみてください。
現地の先生だけでもミステリースカイプを行えるようにすることが目標です。
目標は100か国です。