皆さまお世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。
カンボジアに到着して59日目になりました。
本日はCBBスクールで始めた新たな軸である、
この記事の目次
『毎日単語10個』を積み重ねていく授業内容
何事も継続していくことが大切です。
なぜ毎日単語10個計画を始めたかというと、私たちがクメール語を勉強して話す際に、文法よりも単語を繋げて話す機会が多いからです。
文法を細かく勉強しても、単語が分からないと話せないことが多いです。
毎日、日常的によく使う単語を10個ずつ勉強することで、子どもの記憶の中に単語が少しずつ記憶され、ボキャブラリーが増えていきます。
新しい単語を勉強しても人の脳みそは、20分後は42パーセント、1日後には74パーセント忘れてしまいます。
そこでCBBスクールでは次のようなサイクルを作ります。
毎時間授業後にその日に習った単語を写真で撮り、パワーポイントに貼り、プロジェクターに映し出して復習を行います。
サイクルは1週間です。
1日目は10個、2日目は新しい単語10個に加えて昨日習った10単語の復習を行います。
3日目は新しい単語10個に加えて昨日と一昨日に習った20個の単語の復習を行います。
そうすると1週間で50単語新しく学び、毎日50単語を復習するサイクルが出来上がります。
概要
年齢 14歳から17歳
使用教科書 grade7
授業時間 30分
授業目標 ボキャブラリーを増やして英語を話す機会を多く与える
準備するもの プロジェクター、パソコン、 HDMIケーブル、スピーカー
授業の進め方
1.挨拶(1分)
先生:「Good afternoon, students.」
生徒:「Good afternoon, teacher.」
先生:「How are you today?」
生徒:「I'm fine thank you, and you?」
先生:「I'm fine thank you, too.」「Please sit down.」
生徒:「Thank you teacher.」
2.日付確認(5分)
先生:「How are you today?」
1人の生徒に質問し、当てられた生徒は次の生徒に同じ質問を尋ねる。
全員が一言でも多く話す授業を心がける。
この時に、様々な表現を確認する。
「I'm so hungry. I'm happy. 等」
先生:「What day is it today?」
生徒:「Today is .....」
この時に曜日の確認を毎日行うことで定着を図る。
1人1つの曜日を言い、順番に月曜日から日曜日まで言っていき、全員が2回ずつ話すまで繰り返し行う。
先生:「What's the date today?」
生徒:「Today is .....」
この時に、曜日と同様に月の復習を行う。
先生:「How is the weather today?」
生徒:「It's.....」
この時に他の天気も確認を行う。
3.復習(7分)単語の復習を行う
復習の方法は最初に書いたとおりです。
1日で100パーセント覚えることを目標にするのではなく、1週間で50パーセント覚える目標で継続的に行っていきます。
音読をする際は英語とクメール語の両方を読んでもらいます。
4.新しい内容(16分)単語と構文
まずは教科書に出てくる単語を10個黒板に書き出し、クメール語で意味を書きます。
クメール語は現地の先生に書いてもらうか、辞書があるので辞書で調べて、ホワイトボードに書いていきます。
全員が書き終わったら、全員で音読させ、次に半分に分けて音読をさせ、最後は1人で何人かに音読をしてもらいます。
最後に一人で音読をする習慣があると、生徒は頑張って音読を行います。
次に構文の練習です。
毎回の教科書に出てくる構文を毎日1つずつ取り上げ、パターン練習を行い、生徒に文章を作ってもらいます。
いくつかの例を板書し、生徒が視覚的に見ても分かるように書いていきます。
5.挨拶(1分)
生徒1「Are you ready」
生徒:「Yes. 1.2.3.」
「Good bye teacher, see you tomorrow.」
先生:「See you tomorrow.」
生徒:「Thank you teacher.」
住み込み学生の先生育成サイクル
英語の中学生クラスからは主に日本人が中心になって教えていきます。
現地の今英語を教えている先生は中学生なので、積極的に授業を受けさせ、インプットを増やします。
そして日本人がいなくなった時に学んだことをアウトプットしていく意味で今度は先生として生徒に教えていきます。
インターン生は現地の先生のスキルアップをさせることも重要な役割の1つです。
CBBスクールには現地スタッフだけの時期と日本人のインターン生がいる時期があります。
共通認識事項として、日本人がいるときは、現地化を目指し現地の先生の育成に力をいれます。
将来的に私たち日本人が教えたことを、現地スタッフが下の子たちに教えていきます。
現地化を目指し、インターン生で授業の質を積み重ねて上げていきましょう。
それではチョムリアップリア。