国際協力NGO CBBの藤野です。
今回カンボジアの教育問題についてシェアしたいと思います。
実際カンボジアって教育支援たくさん入ってますよね。
教育支援って必要だと思いますか?
最近はカンボジアにおける学生団体の学校建設がよく批判されています。
今回ボクの記事では、実際のカンボジアの教育事情について今回シェアしたいと思います。
今回カンボジアの教育事情を見る上で扱うのは、カンボジア教育省のEducational statistics and indicatorです。
(http://moeys.gov.kh/en/emis/403-2013-06-28-09-08-41.html)
この記事の目次
まず小学校の数です。
カンボジアの小学校は6910校あります。
それに比べて、中学校は2816校しかありません。
中学校の数が少ないのが明らかですが、それは日本も同じですね。
小学校は地区によって足りてないところがありますが、データを見る限り小学校への登録数は、2173384人ですので、そこまで深刻な状態ではないのでしょう。
また、生徒数に関してですが、
grade 1(小学校1年)の登録数は416,657人です。
しかしgrade 7(中学1年)の登録数は226517人です。
この数字から見て、かなりの数がドロップアウトしているのがわかります。
では、次に退学率について見て行きたいと思います。
このデータは各学年のドロップアウトの率と上の学年へ進学した割合を示したものです。
進学者は80%から90%でドロップアウトしてしまう子が常に5~10%も出てしまっています。
中等教育になると、ドロップアウト率はもっと高くなり、進級する率も低くなります。
学生の教育支援の場合、短絡的に学校を建設する活動、と捉えがちですが、カンボジアの教育問題の本質は継続して学校に通うことが出来ない、ということなんだと思っています。
学校足りてるでしょ?とか言われますが都市と農村の格差は大きなものです。
農村部の貧困地区では小学校が少ない地区も確かにあります。
しかし学校を建てただけでは問題は解決はしません。
学校建設だけでは足りないんです。
いろんな支援をちょっとずつ行うことでやっと少しづつ解決していける、教育支援はそんな形の問題なんだと思います。
CBBは教育へのアクセスにフォーカスはしていますが、出来る範囲で包括で気にこの問題にアプローチしたいと思っています。
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