お世話になっております。長期インターン生の勝間田です。最近は変化がありました。
突然の別れ
昨日の朝、プノンペンから村に帰ってきました。
帰ってきたとき、男子の住み込み2人が見当たりません。
最近は授業や勉強せずに遊びに行ってしまうことが多く、話をしても直らない状態がずっと続いていました。
そんな日が続いていたので、今週もこんな感じかと思っていました。
しかし、夜になっても帰って来ません。少し疑問を感じて見てみると、荷物がすべてありません。
他の住み込みに聞くと、プノンペンに働きに行ったと言われました。
「・・・」ですよね。数秒後、なるほどと納得しました。
彼は昔から住み込みとしてCBBにいました。過去のインターン生からしたら少し大きなニュースになるのかもしれませんね。
ただ、私はそんなに驚いていません。というより、当然の行動だなと思いました。
都市への憧れ、上京
彼と話していても、普段の生活を見ていても、CBBで日本語を勉強したり、教えたりしたくないというのが伝わってきました。
私が感じたのは、お金がほしい、プノンペンに行きたいという2つですね。
日本でも、田舎に住む者が上京したいという思いを抱くことがあると思います。
現在の日本は非常に便利で、田舎でも、世界と比べて勝るほどの不便さはありません。
Wi-Fiがあり、コンビニがあり、水、電気、火があります。
しかし、昔は東京がもっと煌びやかに見えたのでしょう。上京に夢があったのかもしれませんね。勝手な私のイメージですが・・・。
今のカンボジアはまさにそんな印象です。
村では仕事も少なく、お金も手に入りずらいから、仕事があり、大きな建物やたくさんの店が並び、ファッションを楽しむこともできるプノンペンに行きたいという若者の発想は理解できます。
平均年齢が若いカンボジアではなおさらでしょう。
人生のターニングポイント
昔、たくさんの住み込みスタッフと一緒に楽しい毎日を送っていた幼かった彼。
現在、周りに人が少なく、自分の未来も見えず手探りの日々を生きている成長した彼が今回の行動に出たのは自然のことだと私は思えます。
さらに、他の要因として、彼の生い立ちや彼の周りの人が最近プノンペンに働きに行ったことがあると考えられます。
いろんな思いがあるのでしょうね。彼の人生なので仕方ありません。
正直言うと、ちゃんと見通しをもって、今プノンペンに行ったらこうなるから、この後こうしていこうと予測できたり、考えたりしていると思えません。
けれど、進んだ先で何かあるのでしょう。いろんなことを経験して、大きくなってほしい。
日本のアイドル風にいうと「卒業」でしょうか。いきものががり風にいうと「放牧」でしょうか。なんにせよ、この先に幸あれ。さようなら。
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