お世話になっています、事務局員の脇坂祐汰です。
2019年の春渡航に引率しています。
今回の記事では、久しぶりに訪れたCBBスクールの様子を紹介したいと思います。
日本語能力の高さにびっくり
CBBスクールに多くの1日以上滞在するのは、実に1年ぶり。
去年のスタツアで訪れて以来、スクールに顔を出すことはありましたが、滞在はしませんでした。
ちょうど、滞在したときはインターン生の織田くん、田野さんの2人がいる時期でした。
小学生、中学生、高校生それぞれが英語、日本語を学びにきます。
授業を見学して気づいたことがあります。
それは、『日本語能力の高さ』です。
メコン大学でインターンをし、カンボジアに来るたびに滞在しているので、大学生の日本語事情はある程度知ってます。
それを踏まえると、明らかに大学1年生よりも、CBBスクールの高校生の方が日本語が話せます。
正直、驚きました。
CBBの高校生が、どれだけ日本語を勉強しているのかは詳しいことはわかりませんが、普通の会話もできる生徒がいてびっくりしました。
また、インターン生の目標としてN3相当の日本語ができる生徒を輩出するという目標がありました。
これは、メコン大学の学生でも前回の試験で落ちた友達がたくさんいるくらいなので、CBBスクールの日本語教育が進んでいることがわかりました。
感動の再会
CBBスクール滞在最終日の前日。
感動の再会をしました。
それは、村の12歳の女の子です。
その子とは去年のスタツアで、教師体験をした時に教えた1人で、とても仲良くなった女の子です。
そして、去年の夏のスタツアで村を訪れたときは、道でたまたま遭遇して、唯一自分の名前だけ覚えていてくれました。
しかし、今回のスタツアでは最初の村滞在時には会えませんでした。
日本語と英語の勉強に対するモチベーションが特別高いわけでもないその子。
CBBスクールの近くに家があるはずなのに、姿が見えない。
もしかしたら、学校を辞め、工場労働に行ったのかな。
これが教育の格差なのか。
そんな風に思っていた最終日前日にCBBスクールに来て勉強をしていました。
その時の感情はただただうれしいの一言で、日本語英語ができるようになったわけではありませんが、勉強をしに来ている姿に安心しました。
もちろん自分の名前も覚えていてくれました。
自分がクメール語を勉強していたのはこの子と再会をし、クメール語で会話をしたいというのも理由の1つでした。
感動の再会を果たしました。
次村にいつ行けるかわかりませんが、学ぶことをやめずに、次は日本語、英語で会話したいと思いました。
彼らに期待すること
CBBスクールの授業をみて最後に感じたことがあります。
それは、ここで学んでいる生徒たちがもっと日本語、英語に興味を持ってさらに勉強をし、
CBBがメコン大学に毎年出している奨学金生になって欲しいということです。
前回の奨学金生の輩出の際、その村付近からの奨学金生を見つけるのにとても苦労した記憶があります。
もっとCBBスクールで日本語を勉強した生徒がメコン大学にさらなる勉強に行き、日本語を学び、日本へ留学して。。。。
という風な道を共に作って行きたいと感じました。
おそらく次の年に高校を卒業する生徒もいるでしょう。
その際、せっかく学んだ日本語をそこで終わらせるのではなく、もっともっと頑張って欲しいです。