こんにちは。法政大学3年の柳田です。
CBBスクールでは、開校からずっと日本語、英語、韓国語が堪能なカンボジア人現地スタッフのソムナン君が、日本語、英語を教えてくれています。現在は、現地駐在員の石出が彼と共に教えています。
(出会った時のソムナン君。このときは全て英語で会話していました。)
彼は、家庭の事情で21歳のときに高校を中退しています。通訳者を目指していて語学に関心を持っていた彼を、縁があってCBBスクールで雇い、働きながら日本語の勉強を続けてもらっています。
http://cbb-cambodia.org/lucky-dream (←過去のソムナンの紹介ブログです。彼がCBBスクールで働くようになった経緯が詳しく書いてあります)
私も、2015年の春、CBBスクールを初めて開校したとき、彼と一緒に一ヶ月ほど日本語をカンボジアの子どもたちに教えていました。
もちろん、私は日本語教育も、外国人とのコミュニケーションも教師もほとんど素人で、なにをどう教えたらよいのか、さっぱりわかりません。ソムナン君とも、カタコトの日本語か(お互いに)カタコトの英語で授業の相談をするのですが、カタコトなので互いの考えが通じ合っているのかも怪しいです。
いざ授業が始まってみて、私がモジモジしていると、ソムナン君がクメール語(カンボジア語)でワーッと喋ります。私はもちろん現地語はわからないので、雰囲気でどんなことを話しているか察するのですが、突然笑い出したり、突然ソムナン君がスマホでyoutubeを見始めたり、突然授業が終わったりで、混乱してばかりでした。
いったい、生徒はどんな気持ちであの授業を受けていたのでしょうか。
(2015年春休み。二人三脚でつくっていきました。)
それでも、数をこなしてゆくうちに、ソムナン君と共同の授業にも慣れ、教えるのも楽しくなってきました。
生徒も、なんだかんだで続けるうちに日本語が上手になっていて、新しく覚えた言葉でどんどん話しかけてくれます。
しかし一ヶ月はとても短く、調子が出てきたなと思ったらもう終わりでした。
僕がいて、一緒に教えたのは一ヶ月でしたが、ソムナン君は、それから1年半近くずっと日本語を教えています。
辞めてしまった生徒も、ずっと続けてくれている生徒もいたり、スクールの場所があっちこっちに移転したりして、彼にはたくさん苦労もかけていると思いますが、どんな気持ちでCBBスクールの先生を続けてくれているのでしょうか。
現在は、首都のプノンペンのタヤマスクールという日本語学校に通いたい、と思っているそうです。
相変わらず、学習意欲は旺盛です。
CBBスクールでの経験や出会いが、彼にとって、彼の将来にとってプラスになってくれればいいなあ、と思います。
(生徒と一緒に映画をみるソムナン君。先生をしているソムナン君はとてもイキイキしています。)
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