こんにちは。電気通信大学2年の山内一晃です。今年の4月からCBBのメンバーとして活動し、今年の夏渡航が初めての途上国、そしてプロジェクトの実施となりました。
私は日本の文化を伝えるプロジェクトとして竹馬作りを現地で行ってきました。
当初の竹馬を子どもたちに作ってもらう流れではなく竹馬は自分らで作り子どもたちに乗り方を教え、みんなに遊んでもらう形にしました。
竹馬は10代後半の少年たちに特に受けがよく、竹馬作りに積極的に加わってくれたり、竹馬の練習をひたすらしていました。
竹馬は20個弱作り、そのうちチャンターが竹馬の足場をしっかりするような工夫をして進化した竹馬は次の日から小さい子供や女の子にも乗ってもらえるようになり、プノンペンに
戻るころにはただの竹にもどっていました。このプロジェクトの趣旨としては日本の文化を楽しんで知ってもらう事だったので、概ね成功したのではないかと思います。
竹馬のプロジェクトは初日に終わってしまい自分の役目はほとんどなかったため、他のプロジェクトのボランティアのために来てくれていた自分と同じくらいの少年たちとずっと話していました。
その中でも一番話したのがLuckyという少年で、彼は語学に対してかなり貪欲でした。
来年には語学留学をしにタイに行きファイトマネーになるといわれている日中韓の3か国語を勉強し、将来はカンボジアで通訳の仕事をしたいそうです。彼が今話せる言語はクメール語と英語の他に韓国語と中国語を少し話すことができ、それに加えて日本語を話せるようになりたいということで、自分が彼に個人レッスンという感じで、残りの滞在のほとんどの時間が彼の日本語教育になりました。
彼に教えた日本語の内容は大きく以下の5つです。
① 5W1H ②あいうえお50音 ③基本的なあいさつから普段使う動作まで ④数字 ⑤家族,日時
初めは日本語の授業のときのみにするつもりがLuckyの質問攻めが止まらず、授業の合間の休憩や食事の時でも聞いてくるようになりました。
2日目には日本語で日常会話も少しずつできるようになり、彼の飲み込みの速さに他のメンバーもかなり驚いていました。プノンペンに帰るときも日本語で挨拶をしてくれました。自分自身もLuckyに日本語を教えるのはとても楽しく、今後もCBBのプロジェクトとして日本語教育を続けていきたいと思うきっかけになりました。